2011/11/07

ad:tech tokyo 2011 メモ - [I-1] アドネットワークとアドエクスチェンジは本当に オンライン広告の価値を高めるか?
















ad:tech tokyo 2011に参加してきました。
初参加だったので、とても楽しみにしていましたが、有料セッションは1つしか聞けず・・・

アドネットワークとアドエクスチェンジは本当に オンライン広告の価値を高めるか?

















・米国では、RTBの普及は87%になっている
・オンラインでディスプレイ広告を購入する広告主が20%になっている
・オンライン広告予算の35%がRTBバイイングに使われている
・43%がRTBを通して購入している

















広告主がオーディエンスデータを利用して購入している増加率
・アドネットワーク、エクスチェンジでは30%増加
・プライベートエクスチェンジでは18%増加(特定の広告主に、特定の媒体を販売)
・直接契約している広告主が14%増加

















RTBってどうゆうもの?って説明です。

















日本でどのくらい第三者のバイイングが伸びてきているか。
この図の通りですが、年々伸びてきています。

















広告主は、48%がRTBを利用したいと思っています。
理由としては、

・マルウェアを防ぎたい50%
・データを保護したい48%
・優先して購入したい37%

など。
チャネルコンフリクトがおきないとか、最低価格の設定もできることもあります。
ただ直接営業より、アドエクスチェンジの方が高くなるケースもありますが。

















アドネットワークとアドエクスチェンジの違いについて。

■担当者
アドネットワーク : 既に決まった媒体やメニューを購入する
アドエクスチェンジ : 媒体やメニューを一から選定して決めていく

■データ
アドネットワーク : 1stパーティーのデータ
アドエクスチェンジ : DSPが保持しているオーディエンスデータ

■最適化
アドネットワーク : DSP独自の最適化
アドエクスチェンジ : パートナーが独自に最適化

■オーディエンスターゲット
アドネットワーク : ターゲットセグメントに制限がある
アドエクスチェンジ : ターゲットセグメントに制限がない

■リスク
アドネットワーク : CPA、CPC、CPMが保障される
アドエクスチェンジ : 広告主・パートナーがリスクを保障する


また10/27にeMarketerからRTBによるディスプレイ広告の取引予測の記事が発表されています。

Real-Time Bidding Spending to Quadruple This Year

この記事によると、RTBによる取引は年々伸びてきており、現在は5%前後のところが、2015年にはディスプレイ広告の取引が27%になると予測されています。

日本でも一部で騒がれ始めていますが、来年には広告主も積極的に利用してくる可能性も十分にあるので、広告の考え方や周辺の概念・技術など、しっかりと理解しておく必要があるのと、ビジネスにできるようにしておかないといけないと感じています。

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